三丘同窓会

天文部OB/OG会

 天文部は母校文化部の中でも古い歴史を持ち、宇宙飛行士の土井隆雄さん(高25回)はじめ多くの人材を輩出してきた。OB/OG会は2022年に発足。第1回の模様についてはこちらを参照。

第3回総会を開催しました

 第3回天文部OB/OG会は、2024年5月25日、三国丘高校三丘会館にて行われました。
 講演に先立ち、恒例の現役天文部員の自己紹介がありました。今年の天文部員は総勢三十数名と大所帯で、校内文化部の中で第2位の規模を誇ります。部員たちは他校天文部との交流や地域住民を招いた観望会など、活発な活動を紹介しました。



講演は西田 信一郎先生

 西田 信一郎先生
  高26期
  東京理科大学 客員教授
  株式会社アストロスケール アドバイザー
  元鳥取大学大学院機械宇宙工学専攻 教授
  元JAXA月惑星探査本部 研究開発室長
 お待ちかねの講演は、西田信一郎さん(高26回)による「宇宙のおはなし」でした。西田さんは、三国丘高校の天文部に入部したことをきっかけに、東京理科大学、企業、JAXA、そして鳥取大学教授として宇宙に関わる多彩な経歴を持つ方です。講演では、高校時代から現在に至るまでの様々なエピソードを楽しく、分かりやすく解説いただきました。
 特にJAXA時代、はやぶさ帰還プロジェクトの現地責任者としての苦労話は圧巻でした。宇宙開発の現場での貴重な経験談に、参加者全員が引き込まれました。西田先生の宇宙に対する熱い想いが伝わり、OBOGはもちろん、現役高校生も深く感銘を受けました。講演後の質問も多数寄せられ、時間が足りないほど盛況でした。
 このOBOG会を通じて、現役部員とOBOGとの絆が一層深まり、今後の活動への意欲が高まったことと思います。



 閉会後は会場を堺東駅前の楓林閣に移して懇親会を行いました。各期からの近況報告が行われ、元宇宙飛行士の土井隆雄さん(高25回)からは、開発を進めてきた木造人工衛星の打ち上げに関する報告と、プロジェクトへの支援のお礼が述べられました。
 今年も世代を越えた交流が持て、とても盛り上がる会になりました。
〔記=高34回・高橋孝之〕


山本真行さん(高41回)が講演/第2回総会

 令和4年に発足した天文部OBOG会。その第2回総会が昨年5月27日に、三丘会館に於いて行われました。当日は約40名のOB・OGが集まり、開会前には部室探訪(?)も企画されて、現在の部室を案内していただいたりもしました。

 総会は、まず設立発起人の一人でもある西田信一郎さん(高26回)の挨拶で始まり、引き続いて共に参加してくれた現役部員19名の自己紹介がありました。部員それぞれの活動テーマを述べてくれて、主体的な部活動を行っている様子が伝わりました。



 その後、高知工科大学システム工学群教授の山本真行さん(高41回)よりご講演をいただきました。「1986三丘天文部から始まった私と宇宙とのつながり」と題してのお話は三国丘天文部での部活動での経験が実は今のご自身の研究の根底に繋がっているという内容で、同じような世代を生きてきた我々の共感もさることながら、現役部員へのメッセージも伝えられているように感じられました。



 閉会後は会場を堺東駅前の楓林閣に移して懇親会を行いました。各期からの近況報告もあり、世代を超えた交流があってとても盛り上がる会になりました。


〔記=高34回・山敷達也〕