三丘同窓会

小惑星の名前になった!/高43回・井阪あゆみさん



 高43回の井阪あゆみさん(写真上)といえばピアニストであり俳句同好会「ミクニハイク」のナビゲーターであり、そしてまた「ちはや星と自然のミュージアム」解説員として活躍、2024年には星のソムリエシンポジウムで最優秀発表者賞受賞という、多方面で活躍する人であることは知る人ぞ知るところだ。
 その井阪さんの名前が、なんと小惑星の名前になった。
 その名も (37586) Isakaayumi = 1991 BP2 (末尾の数字は発見された年月日を表す)。

 筆者を含む初心者のために解説していただいたところ──小惑星の世界では、「発見」と「命名」は別の役割であることが一般的だそうだ。
 今回のその小惑星は1991年に小惑星発見者として著名な松山正則、渡辺和郎両氏が発見した。
 発見された小惑星には、軌道が確定すると、まず番号が与えられる。その後、発見者に「命名を提案する権利」が与えられ、この2人から小惑星への命名を託されたのが東亜天文学会理事長・山田義弘さん。そして山田さんが井阪さんの日頃の活動にちなむ名称「Isakaayumi」という名前を提案、国際天文学連合(IAU)の審査を経て承認されたということだ。昨年12月には神戸市内にて命名額が授与された(写真下)

山田義弘さん(左)から額を手渡される井阪さん。2025年12月23日、ANAクラウンプラザホテル神戸にて。

 小惑星は130万個以上が発見されているが、正式名称をもつものは一部に限られる。天文学の研究者ではない立場で天文普及に携わる人物の名前が命名される例は多くない。
 井阪さんはピアノ演奏と星空解説を組み合わせた活動に加え、同じく三国丘高校出身の瀬沢真理さん(高26回)が代表を務めるFM奥河内ラジオでレギュラー番組を担当し、地域に根ざした情報発信にも取り組んでいる。
「星や音楽を通して、宇宙を身近に感じてもらえるよう、今後も活動を続けていきたい」と話している。

 小惑星Isakaayumiは平均直径が5km、火星と木星の間の小惑星帯にあるそうだ。
 ちなみに、土井隆雄さん(高25回・宇宙飛行士)、山本真行さん(高41回・高知工科大学教授)の名前がついた小惑星、(4746)Doiと(58184)Masayukiyamamoto=1991 RG1もすでに存在している。2つの先輩小惑星に続いて、またひとつ、三丘生の名がついた小惑星がデビューした。
(2026.1.28)