三丘同窓会

寒稽古にOBOGら40人集結/柔道部



 三国丘高校柔道部では毎年新年に「寒稽古」が行われている。かつては三学期始業式の日まで行われたという伝統行事だ。近年は2日間の開催となり、1月4日日曜に見学させていただいた。寒稽古とあって午前6時30分の開始時はとても寒い。しかし、総勢40名による準備運動、稽古で道場が熱を帯びていく。

 部員は現在、ただひとり

 この熱気には訳がある。今年の3月に3年生3人が卒業し、4月から現2年生の中谷晴麿さん一人となってしまう。新入部員がいなければ廃部の可能性があるということでOBOGが立ち上がり熱のこもった連絡が行き交った。
 寒稽古には柔道経験者である藤井光正校長を始め、元現顧問やコーチ、高21回から高76回のOB、他校ながらも現役時代にともに稽古した泉陽高校、市立堺高校、住𠮷高校など他校OBまでもが参加した。多彩な動きの数々は普段柔道に接していない者まで魅了するものであった。

準備運動が始まったころ。窓の外はまだ真っ暗

徐々に熱が入ってくる

 稽古後は元顧問の鎌田幸雄先生による食堂での豚汁とごはんのふるまい。本来は「寒稽古」最終日にふるまわれるのだが、たくさんで食べたほうが美味しいからと今年は大学生の参加の多い1月4日となった。伝統の味は甘くおいしいものであった。
 また、世代を超えた稽古の良さは技術面の向上だけじゃなくひととの交流である。各年代旧交を温めつつ、世代間の情報交流も盛んである。中谷さんにこの交流会で話を伺ったところ、自分の信念をしっかり持っており、未経験ながらも柔道部に入部した理由は「己を鍛えたい」との思いだった。またすでに将来についても見据えており、その道に進んだOBと交流する機会を得ていた。
 世代が違っても一堂に会し、胸襟を開いて楽しめるのがクラブ活動の良さである。たまたま柔道部員1人という立場になった中谷さんだが、気負うことなく自分の道を歩いてほしいと願う。そして、縦横さまざまな交流ができるこの集まりも続いてほしいと願う。
(高39回・東良庄吾)

(2026.1.25)