三丘同窓会

体育祭、初の室内開催/大浜体育館で



 2025年8月29日(金)、大浜だいしんアリーナ(大浜体育館)にて母校体育祭が開催された。昨年の体育祭では午前中に危険な暑さとなり、午後の部が中止となったことから初の室内開催となった。
  母校体育祭は1996年から縦割りの団制度となり、現在は各学年を赤団、青団、緑団、黄団に分けて団ごとの得点を競う。また、応援演舞と団旗はweb投票で一位を決める。この団構成により他学年の競技であっても一体感をもって一緒に応援できる。
 また昨年より各色で体育祭用のTシャツを着用している。それまでは体操服に各色の鉢巻きだったが、Tシャツのほうが団が分かりやすいことに加え、通気性の良さから熱中症対策にもなっている。3年生が籔内佐斗司さん(高24回)の童子像を参考にしてデザインした(写真)。



 開会式では学校長の挨拶のあと、団長から「先輩から引き継いだ伝統を大事にしつつ現在置かれた環境に対応して楽しみたい」との言葉があった。この言葉の通り、室内開催は様々な対応が必要になった。フロアが2層に分かれるので運営が複雑になるし、競技道具などで会場を傷つけないような配慮も必要になってくる。

新種目に歓声
 学年種目や選択種目以外にも生徒会企画種目としてクラブ対抗リレーや障害物リレーもあった。体育祭の花形のクラス対抗リレーや団対抗リレーももちろんあったが、900人におよぶ保護者観覧席で一番歓声があがったのが「華のステージ」という種目。一辺910mmの正方形の台の上に何人乗れるかを競う単純な種目だが、一方向からしか乗れない、離れた場所から飛び乗るなどのルールがゲーム性をあげる。生徒たちの作戦と体力で、観客の想像を超える人数が台の上に乗り、手に汗握る展開となった。優勝は女子20人、男子21人という驚きの結果だ。

崩れる寸前の状態

 室内開催については、会場の都合上、生徒たちが競技場に出入りする際に体育館シューズと下足の履き替えが必要になる、会場にあとの予約があると時間のコントロールが大変などの苦労もあるが、空調が効いていて熱中症の心配が格段に低減される、直射日光に当たらずにすむ、雨天など天候に左右されない、競技場がすり鉢状の底になるので生徒も保護者も広く見渡せるなどメリットが多い。
 これらのメリットもあいまって、最後まで楽しく、全力で競技に取り組む生徒たちが素敵だと感じる体育祭観戦でした。

女子は棒引き、男子は棒倒しで熱戦が繰り広げられた

熱い応援が飛び交うリレー

応援合戦も見応えあり。女子も学ラン姿で。

(2025.9.17 記=東良庄吾・高39回)