三丘同窓会

川淵三郎さん(高7回)に文化勲章

  Jリーグ初代チェアマンを務めるなど日本のスポーツ界に大きく貢献した川淵三郎さん(高7回)ら7人に文化勲章が贈られることが10月20日決まった。11月3日に皇居で親授式が行われる。

 川淵さんは1936年高石市生まれ。高石中学校から母校に進学。母校でサッカーを始め、3年生だった55年の第33回全国高校選手権大会出場。早大時代の58年に日本代表に選抜された。古河電工に進み、64年の東京オリンピック出場。強豪アルゼンチン戦では同点ゴールを挙げた。
 70年に現役引退した後は古河電工監督、ロサンゼルスオリンピックの強化部長等を歴任、日本代表チームの監督も一時務め、88年日本サッカー協会理事、91年に日本プロサッカーリーグのチェアマンに就任。93年5月に開幕したJリーグ設立の立役者となった。
 02年(財)日本サッカー協会キャプテン(会長)就任、会長退任後も名誉会長、最高顧問を務めた。 15年にはプロ・バスケットボールリーグ(Bリーグ)初代チェアマンにも就任した。日本トップリーグ連携機構代表理事会長。2015年に文化功労者顕彰を受けている。

 川淵さんの母校愛もよく知られているところ。2007年、2017年の同窓会総会ではゲスト講演を行い、三国丘高校について「母校というより、一生を決めた高校」と語った。64年の東京オリンピック出場時のユニフォーム、また2021年東京オリンピックではオリンピック・パラリンピック選手村村長を務めたことからスタッフユニフォームなどを母校に寄贈、資料室に保管されている。写真は2017年総会にて。

 
〔2023.10.21〕