大好きな母校で前撮りしました/高69回の吉田眞輝さんと瑞喜さん
結婚式の前に「前撮り」することは昨今珍しくないが、高69回の吉田眞輝さん・林(旧姓)瑞喜さん二人は「母校で前撮り」を実現した。もちろん、三国丘高校史上初めてのこと。10月20日、前撮りのために母校を訪れた二人に話を聞いた。
水泳部のキャプテンとマネージャーだった二人
二人は水泳部で出会った。「1歳から泳いでました」という眞輝さんはキャプテン、瑞喜さんはマネージャー。クラスは違うが1年から3年の6月まで、水泳部でともに過ごした。そもそも水泳部は男子と女子が一緒に活動する数少ない体育系クラブ(他に陸上、卓球、器械体操部)。部内の雰囲気もよく、特に69回の仲間は仲が良く、卒業旅行に行ったり、その後も毎年旅行に行ったりしていたそうだ。そんな中で、二人も2年生の夏頃からお互いを意識するようになり、やがてほぼ公認のカップルに。すでに交際期間は8年におよぶ。
大学卒業後は二人とも関東で働いていたが、眞輝さんが関西に異動することになり、「遠距離恋愛」状態を余儀なくされた。今はビデオ通話などの便利なツールもあるとはいえ、やはり寂しいもの。1年後結婚を決め、瑞喜さんも関西の職場に移ることができた。
母校は素敵な場所がいっぱい!
母校での前撮りを発案したのは瑞喜さん。前撮りにそれほど乗り気でなかった眞輝さんも母校でなら、と賛成。二人とも母校が大好きだったのだ。瑞喜さんが学校に問い合わせたところ無事校長の許可も出た。たまたま10月20日は遠足や修学旅行で生徒がほとんどいない日で、この日に決定した。10時半〜12時・時間厳守という条件でプールや中庭、下駄箱の横の赤じゅうたん、らせん階段、学習室(空き教室)で撮影。終了して改めて感じたのは「母校には素敵な場所がたくさんあること」だったそう。ふたりの思い出がいっぱいの大好きな場所に、また大切な思い出が加わった。
「まさき」「みずき」と呼び合い、会話のテンポも心地よい、はためにも相性ぴったりと映る二人。互いの好きな点を聞くと眞輝さんは「僕自身は優柔不断で決められないタイプ。彼女は決めてくれる」。瑞喜さんは「博識でおもしろくて飽きない。まめで、連絡もすぐ返してくれる」。よくしゃべってもくれるそうで、コミュニケーション不足からすれ違い…なんて心配もなさそうだ。
すでに入籍を済ませ、一緒に暮らしているが、仕事の関係で眞輝さんのほうが早く帰宅するので、晩ご飯は100%眞輝さんが担当、瑞喜さんは後片付けや洗濯が担当だそうだ。瑞喜さんのスマホのアルバムには眞輝さんが作ったメニューの画像がたくさん保存されていた。
結婚式は来年3月の予定だ。
写真提供:Wedding Gs
〔2023.11.6〕