三丘同窓会

野球部 大健闘 3年連続で大阪大会ベスト16

  甲子園で開催中の全国高校野球選手権大会に先立つ大阪府予選で、母校野球部があと一歩でベスト8という大健闘をみせた。

 対戦相手は昨秋や今春の府大会で4、5回戦まで進んだ実力校ぞろいとなった。初戦こそ終盤のエラーで追い上げられたが、2回戦以降は堅実な守備と足を使った攻撃でロースコアの接戦をしぶとく勝ち上がった。

1回戦 7月16日(日) 三国丘高 5-3 大阪学芸高
2回戦 7月19日(水) 三国丘高 2-0 府立佐野高
3回戦 7月21日(金) 三国丘高 1-0 阪南大高
4回戦 7月24日(月) 三国丘高 5-1 精華高   ⇒ベスト16に
5回戦 7月26日(水) 三国丘高 2-3 大阪高

ベスト16の立役者は、全試合を完投した文野ゆう投手(3年)。140キロを超えるストレートに、切れのいいチェンジアップとカーブを交えたピッチングで、コントロールも申し分なし。連打も四球もほとんどない危なげのない投球を見せ、大会中に複数の全国紙で紹介された。

 夏の大阪大会初のベスト8(※)がかかった5回戦には、部活動を終えた運動部員など多くの在校生もかけつけた。試合は8回のワンアウトまで相手打線をノーヒットに抑え2-0とリードしていたが、連戦の疲れからか文野投手の制球が甘くなったところで連打を浴びて無念の逆転負け。ベスト8を目前に涙を飲んだ。

 ベスト16のうち本年は5校(三国丘、豊中、八尾、今宮、大冠)が公立ということで話題になったが、残念ながらいずれもベスト8には進めなかった。ちなみに昨年ベスト16に残ったのは三国丘、生野、岸和田産の3校、一昨年は三国丘、八尾、堺の3校で、ベスト8に進んだのは一昨年の八尾高のみ。敗れたとはいえ公立高校で3年連続のベスト16は快挙と言える。同窓会のfacebookには後輩たちの健闘をたたえる声があふれた。

 この試合を球場で応援した藤井光正校長は「私は、最後の最後まで諦めずに戦った野球部員全員を誇りに思います」と感想をつづった。(7月27日ブログ「校長より」にて)。ぜひご覧ください。
野球部への応援、ありがとうございました! - 校長より

 大会が終了して間もない、8月上旬には1、2年生による合宿練習(毎年恒例)が行なわれ、秋季大会や来夏を見据えて新チームが既に動き出している。

※)第100回大会(2018年)と第90回大会(2008年)の「南大阪大会」でベスト8。記念大会で大阪から2校出場、南北にエリア分けした大会だった。

 
〔2023.8.7〕