三丘同窓会

〔寄稿〕三友会 元会長・久郷修司さんを偲んで
 長期にわたり「三友会」の会長をして下さっていた久郷修司さん(写真)が他界されてから早くも一年余り過ぎ去りました。

 彼は同期生の私達より5歳位上のお兄さんで、とにかく皆の面倒見がよく何でも知っているというイメージがありました。
 裸電球の下で一生懸命勉強に勤しみました。特に社会科の時間は楽しく、よく議論しあうことが多かった。
 社会問題・経済問題・労働問題等々戦後の復興を抱き将来どう歩むべきかという話は尽きませんでした。9時に授業が終わってからも堺東のバスターミナルでは又侃侃諤諤としゃべりあっていました。

 久郷さんの声はハスキーで少しかすれ声、だのに能楽が趣味で舞台で演ずる時はどこから声が出ているのかと思う程ドスのきいたいい声でした。

 三回生の同窓会は「3・3会」と称し久郷さんがいつも幹事をして下さり後に有志の会となりましたが、最後にお会いしたのは河内長野荘でコロナ等まだ想像もしていなかった頃でした。この時は足を悪くされていたのに坂道を杖を頼りに一歩一歩と歩かれたのには感服致しました。

 胸に迫るものがありますが、本当に色々と有難うございました。
〔2021年・記=定3回・永田禎子〕

      
久郷修司さん(定3回)は1979年から40年余りにわたって三友会(三丘同窓会の定時制部会)の会長を務め、三丘同窓会でも副会長、監事を歴任されました。2020年1月逝去。享年87歳。  
(2021.6.4)