パネルに母校野球部の紹介も／堺市に完成した本格的野球場

　本年３月末、堺市中区の原池公園に5000人収容のスタンドを完備したプロ野球公認規格の本格的野球場（くら寿司スタジアム堺）が完成した。高校野球の大阪府予選や社会人野球全国大会予選、プロ野球の二軍戦にも使用される予定だ。

　メインエントランスから入って左手に「Sakai Baseball History」と題された縦2.5m、横3.8mのパネルがあり、プロアマを問わず実績をあげた堺市所在のチームが紹介されている。その中に、中モズ球場を拠点にした設立初期の南海ホークスや、野茂英雄投手を擁して都市対抗野球に出場した新日鉄堺とともに、甲子園に出場実績がある学校として、母校野球部の写真２点が掲載されている。



　１点は1934年春の選抜大会に出場した旧制堺中学校野球部メンバーの写真（上＝昭和校舎事務室前と思われる）、そしてもう１点が50年ぶりの甲子園出場と話題になった84年春の選抜大会の開会式（下）だ。



　ちなみに、母校以外に堺市所在の甲子園出場校として泉陽高校（54年春・夏）と初芝高校（現初芝立命館高校、75年春）の２校も紹介されている。