三丘同窓会

母校チームがみごとグランプリ/第7回高校生ビジネスプラン・グランプリ
 会場は大きな拍手と歓声に包まれた。1月12日(日)に東京大学で開催された「第7回 高校生ビジネスプラン・グランプリ」の最終審査会で、母校の2年生8名のチーム「PeriPeri」が見事グランプリを獲得した瞬間だ。母校にとっては3年ぶり2回目のグランプリとなる。最終審査会には、全国409校(3,808件)から選ばれた上位10チームが出場。6分間のプレゼンテーションと、審査員の質問に答える質疑応答によって競われた。

 グランプリに輝いたプラン「PeriPeri~もったいないとは言わせない~」は、スティックのりの容器の底にのり(13%)が残ったまま捨てられてしまっていることに着目して、容器を〝ペリペリ”とめくる構造に変えることによって、最後まで無駄なく使いきれるようにするもの。
 実際に自分たちで製作した完成度の高い試作容器を手に、円周上に入れたくぼみに沿ってペリペリとめくる様子を実演、会場から感嘆の声があがった。6分間のプレゼンは、容器の細部にわたる工夫、価格設定、環境にやさしい原料、容器の製造手段と将来のコスト試算、企業との協業体制にいたるまで、簡にして要を得た内容でありながら、確たる裏付けに基づいた中身の濃い構成となっていた。また、審査員の質問に対する回答も的確かつ具体的で、高い評価につながった。

 なお当日の模様は、主催者の日本政策金融公庫のホームページで、後日、動画配信されるほか、1月14日(水)15:49分~19:00、MBSテレビ(4CH)の情報番組「ミント」でも紹介される予定。

【ひとこと】
◆指導教諭の田中和代首席(高42回)
「過去のグランプリ受賞校が本校も含めて3校、ファイナリスト経験校が2校と、非常に高いレベルの最終審査会でしたが、生徒たちは全力を尽くして素晴らしいプレゼンをしてくれました。同窓会のお力添えがなかったらこのような結果は生まれておりませんでした。本当にありがとうございました」
◆グランプリメンバーのひとり (主催者のフェイスブックより)
「正直今日のプレゼンが今までで一番出来が良かったので、グランプリ受賞の瞬間は『良かったぁ』という安心の気持ちが大きかったです。結果がついてきてくれて本当に良かったです」

 
(2020.1.13)