真鍋井蛙さん(旧職員)が日展・書の部門で特選受賞
母校の旧職員(書道、1990年〜2014年在職)で現在も講師を務めている真鍋井蛙(せいあ)(本名 昌生)さん=写真=が、今年10月、日本で最大の公募展である「改組 新 第5回日展(平成30年度)」の第5科・書の部門で特選を受賞された。真鍋さんは著名な篆刻家・書家で日展ではすでに入選24回を数え、日展会友にも選ばれている。 今回その力量が高く評価され、初めての特選受賞となった。
香川県生まれ、奈良教育大学で篆刻界の第一人者・梅舒適氏に師事。奈良教育大学特設書道専攻科修了後、母校などで書道の教諭として教鞭をとる傍ら、奈良教育大学などでも講師も勤めた。現在も母校や大学で講師を勤めている。
簡単に「布字(ふじ)」(印を彫るために印面に逆字を書き入れること)ができる「マジック転写法」「ロウソク転写法」を考案、『超かんたん篆刻』『はじめての篆刻入門』『もうひとりの熊谷守一』など著書も多数。
開口神社境内にある母校の「学校発祥地記念碑」、母校校内の「戦没同窓之碑」、 「テニス部創部110周年記念碑」などの書も真鍋さんの手によるものである。
日本篆刻家協会副理事長、日展会友、読売書法会理事、日本書芸院理事、西泠印社名誉社員。
https://nitten.or.jp/artwork/exh185151
下の写真は受賞のお祝いの会で。皆さんが手にしているのは真鍋さんが書いた「壽」の色紙。
(2018.12.16)