三丘同窓会

資料室ニュース

2025年に向けた取り組み

  来年、母校は創立Ⅰ30周年となりますが、創立80周年記念事業として1975年に旧三丘会館に開設された「資料室」も、50周年を迎えます。節目の年に向けて、学校と同窓会が協力して進めている資料室の取り組みを紹介します。
 
「所蔵資料リスト」の整備 ~資料の所在を分かりやすく~

 資料室作成の「所蔵資料目録」として、1975年版(錦田眞和先生作成)と92年版(松本政春先生作成)があり、合わせて1250点が分類項目別に整理されている。30年が経過し、新たな収蔵資料が年々増える中、必要な資料を速やかに活用できるように、「所蔵資料リスト」の整備が喫緊の課題となっていた。
 昨年6月に、2年間の予定で収蔵資料の整理に着手。前記の1250点については、昨年末までにほぼ全数の所在が確認できた。整理番号は付与されているが、時間の経過とともに保存先が分散していたため、目録の分類項目別に新たに整理箱に保存し(写真参照)、エクセルへの入力も完了した。
 現在、93年以降に収蔵された資料を中心に、新たに約3000点の整理を実施中。必要に応じて分類項目を増やしながら、1月には整理番号の付与とエクセルへの入力を開始。来年10月に、資料ごとの保存場所を明記した「所蔵資料リスト(2025年版)」が完成する予定だ。
 
収蔵資料を活用した調査 ~学校生活の移り変わりを中心に~
 資料確認の過程で、新資料や新事実が少なからず見つかっている。現在、身近な「学校生活の諸相」を中心に、約20件テーマで調査を進めている。いくつかを紹介する。

◆終戦(1945年)前後の学校生活。
 昨年8月に発見された「職員会議録(昭和18年~21年)」には、占領下の制度切り替え時の混乱の様子が垣間見えるなど、興味深い内容が散見される。また、戦時中の旧制堺中生徒の日記類(コピー)も複数あり、併せて調査中だ。



 ◆堺中時代から現在まで、生徒に授与された表彰の数々。表彰内容や表彰理由など、時代を反映しているものも少なくない。

 ◆平成校舎竣工(94年)に伴い、現在の二足制(上履きへの履き替え)になった。では、それ以前はどうしていたのだろうか。

資料室の改修と展示のリニューアル
 創立130周年の記念事業として、登録文化財でもある旧三丘会館(資料館)の改修が計画されている。
 展示室(床と壁面)の改修工事に合わせて、10年ぶりに展示全般のリニューアルを予定している。現在調査中のテーマの反映も含め、今秋から具体的な準備作業に入る。

 ☆ご案内☆
 資料室では卒業期別に、在学時の思い出の資料(行事プログラムなど)を保存しています。学年同窓会の開催準備などに、ご利用ください。
  学校の施設ですので、資料室の見学や資料閲覧は予約制となっています。ご希望の場合は、必ず事前に事務局までお問い合わせください。
〔記=資料室担当・藤田正身(高23回)〕
   

お知らせ(2023年)

◇資料室では次の資料をさがしています
 新聞部発行『三国丘高校新聞』 1958年~66年発行分

◇見学のご案内
 見学は予約制です。ご希望の場合は、必ず事前にお問い合わせください。 
 
※お問い合わせは、いずれも同窓会事務局までお願いいたします。

今年も一般公開を実施/特別展示は「三丘ゆかりの芸術作品」(2018年)



 2018年6月9日(土)と10日(日)の2日間、母校の文化祭にあわせ、三丘資料室の一般公開を行いました。
 1階の常設展示に加え、2階では特別展示「三丘ゆかりの芸術作品」、そして旧職員・吉川浩さんが1974年〜1990年に撮影した「体育祭スタンドアーチ」の写真を展示しました。


 なお、個別に三丘資料室の見学を希望される場合は、事前に同窓会事務局までお問い合わせください。学年同窓会やクラス会での見学も増えています。

  事務局 Tel 072-238-3093  Fax 072-242-7876
     E-mail sankyuu@oregano.ocn.ne.jp
(2018.6.13)

「三丘文庫」誕生

 2017年秋、図書室に同窓の著書専用の書架が新設されました。
 「三丘文庫」と名付けられています。