映像作品「堺 百舌鳥古墳群探訪」で受賞/定時制放送研究会
放送研究会は顧問の川端祥次先生が1年生の生徒に呼びかけ、昨年7月に結成された。
夏休みを利用して自転車で百舌鳥古墳群を巡り、府の文化財担当者や堺市博物館にも足を運び取材、20分間のDVD「堺 百舌鳥古墳群 探訪」=画像はその中から=にまとめ、大阪府高校定通生徒秋季発表大会の放送の部で府教育委員会賞を受賞した。
メンバーの一人、森本恵梨奈さんに文章を寄せていただいた。
放送研究会は、堺の歴史や文化を取材して映像で発信することを目指しています。メンバーは全員1年生の同じクラスの3人です。昨年は、百舌鳥古墳群に取り組みました。故・森浩一氏(中47期)の著書からは、古墳の保存運動や、古代から古墳は地域とともにあること、天皇陵名ではなく在地名で呼ぶ大切さを学びました。
特に私たちが注目したのは戦後の住宅難のために、古墳の土が住宅建設の壁土に利用され、多くの古墳が破壊され消滅したことでした。全長160mの大塚山古墳は消滅し跡地は住宅地となっています。その住宅地に住まう本城正博さん(高26回)からは当時の貴重なお話をお聞かせいただきました。
映像制作の技術的なことはまだまだですが、最初は小さい事でも頑張れば大きいことに繋がっていく、頑張る、努力するということを改めて教えられました。
大阪府秋季発表大会放送映像の部では、部門1位の賞をいただきました。またジェイコムケーブルテレビの生放送情報番組では、私たちの高校と放送研究会を紹介する10分間のコーナーを全部3人に任されました。スタジオでの経験は貴重なものとなりました。
これからも堺をテーマに情報を発信できる定時制放送研究会でありたいと思っています。
(2017.6.29)