三丘同窓会

シンクロナイズドスイミングが大人気/母校で文化祭開く

 6月10・11日、母校では「第70回三国丘高校文化祭」が開かれ、校内各地を会場に趣向を凝らした催しが行われたが、中でも注目を集めたのが水泳部によるシンクロナイズドスイミング(以下、「シンクロ」)。午後0時20分の開場前に整理券を求めて多くの人が列を作る人気ぶりだった。
 水泳部のシンクロは映画やテレビドラマの「ウォーターボーイズ」に刺激を受けた高57回生(2005年卒業)が発案したことに始まる。このときは結局実を結ばなかったが、意志を受け継いだ後輩たちが試行錯誤しつつ翌年初めて成功させた。以来10年以上にわたって続いている。


 今年、シンクロを披露したのは2年生14人(男子・女子各7人)。ノリのいい陸ダンス(プールサイドでのパフォーマンス)から始まり、水中でのジャンプ、難度の高い「タワー」(写真左)まで次々に鮮やかに決めてみせ、そのつど歓声がわいた。
 曲も振り付けもすべて自分たちで考えて決める。他校の演技もネットなどで調べて参考にするそうだ。
  練習は去年の10月ごろから開始、まず陸ダンスの練習から始まり、シーズンに入った4月以降はプールでの練習開始。もちろん、シンクロだけではなく、並行して競泳の練習も行う。
 演技を終えた部員たちにインタビューしたところ「水泳部でシンクロをやるということは入部するまで知りませんでした。先輩達の演技をみて、あんなことができたらいいなあと思いましたが・・・」「今日はたくさんの人が観にきてくれて、うれしかったです」「すごく緊張しましたが、今は『やりきった!』という感じです」と、文字通りさわやかな笑顔で答えてくれた。


演技終了後、プールサイドでポーズを取ってくれたメンバーたち


演劇発表や展示も多彩に

 このほか、多目的ホールや体育館、視聴覚教室では音楽演奏やクラスごとの演劇発表が行われ、教室では作品展示や冊子の販売も行われた。天候にも恵まれ、両日とも多数の入場者でにぎわった。


中庭ではカラフルな垂れ幕が

クラスごとにオリジナルのTシャツをつくって着用(写真上・左)。
ワッフルや綿菓子の店はどこも大人気(同・右)
書道部などクラブの展示も(下)

(2017.6.22)