母校野球部 辻英生監督(高32回)が専門誌に登場
母校の野球部で監督を務める高32回・辻英生さん(体育科教諭)が、野球専門誌「Baseball Clinic (ベースボールクリニック)」7月号に登場した。
短い練習時間や他の運動部とのグラウンド共用など、制限が多い練習環境でありながら、「強豪ひしめく大阪で昨年春は16強に入るなど文武両道を貫いている」ことに同誌が着目。指導方針やチーム強化に向けた工夫、選手への意識付けなど、辻監督にインタビューした内容が4ページにわたり掲載されている。
平日でグラウンドが使えるのは週3日、それも内野のダイヤモンドをライト側に延ばしたスペースだけ。そのうえ、定時制もあり18時には完全下校するため平日の練習は1~2時間に限られる。その分トレーニングルームを活用した体力づくりに力を入れ、バッティングは6時半からの早朝練習で補うが、実戦形式の練習が不足しがちなことが悩み。そうした中で、辻監督と野球部員が取り組んできた実践例の数々や、野球部OB会の支援内容が具体的に紹介されている。
今年で母校の監督になって12年、前任校も含め約30年の監督経験をもつ辻さんには確固たる信念がある。それは50人前後の部員全員が同じ練習をすること。そのことで「背番号をもらえなかったときでも納得してチームを応援できるし、背番号をもらえた選手ももらえなかった選手への思いを力に変えられるような、チームの一体感が生まれるものです」とインタビューで語っている。
7月9日(日)、母校野球部は夏の大阪大会の初戦に臨む。
(2017.7.7)