三丘同窓会

つぼ市が築300年の町家再生、日本茶カフェに     


 平成25年11月、チンチン電車(阪堺線)の神明町電停前に、日本茶カフェ「茶寮 つぼ市製茶本舗」がオープンした。谷本陽蔵氏(高1回)が会長を務める㈱つぼ市製茶本舗が、築300年の町家を再生したもので、柱材や石畳が再利用された店内で抹茶やスイーツをゆったりと味わうことができる。近くには「山口家住宅」や「堺七まち」など町家のたたずまいが多く残り、訪れる人も多い。
 谷本氏は「堺衆文化の会」会長として、堺の「お茶の文化」の研究・普及に努め、地域活性化に取り組んでいるが、嘉永3(1850)年創業の「つぼ市」は戦災で本社を高石市に移しているため、堺での直営店は70年ぶりとなる。今回のオープンが、町おこしにつながることが期待されている。