浜寺公園に全国高校テニス選手権大会発祥地の記念碑
平成25年9月22日、高石市庭球連盟創立40周年記念事業として、全国高等学校庭球選手権大会(インターハイ)発祥地の記念碑が浜寺公園のテニスコート脇に建立されました。明治41年(1908)年、第1回全国中学校選手権大会が浜寺公園のテニスコートで開催されたことを記念するもので、第1回の出場は24校、母校の前身・堺中から中10期の武田直次氏と宮内重三氏の2名が出場しました。
以後、第29回大会まで浜寺で開催され、昭和12年の第30回大会から会場は中モズに移り、37年の第52回大会から会場は全国持ち回りとなって堺の地を離れますが、それまで半世紀余り「堺」は高校テニスのメッカでした。当時の母校硬式テニス部は全国的に知られた強豪チームで、戦前から40年代まで全国大会や国体に何度も出場、個人・団体ともに全国制覇の実績をもち、デビスカップに出場した松浦督氏(高7回)など強豪選手を輩出しました。
今回の記念碑建立事業の中心となった戸堂博之氏(高7回)も全国制覇時のメンバーで、高石市庭球連盟の設立に尽力されて会長を務めるなど、長年にわたり地域スポーツの振興に寄与されてきました。
同氏によると「38年前、村田弘先生から『三丘スポーツ史』の原稿執筆を命じられて本校テニス部の歴史を調べ、浜寺開催の事実を知った」そうで「今回の記念碑建立にあたって同期の小川誠二郎君や母校の真鍋井蛙先生にお世話になったほか、多くの同窓関係者にご支援いただき感謝している」と話されていました。
(2014.7.8)