三丘同窓会

澤芳樹氏ら人の組織からつくった心臓人工弁移植に成功 
  大阪大学医学部付属病院は10月27日、生まれつき心臓の弁に異常がある男性の肺動脈弁を別の人の組織から作った人工弁に取り替える手術に成功した、と発表した。
 手術を手がけたのは本年度の年次総会ゲストスピーカーでもある高26回・澤芳樹教授を中心とするチーム。澤氏は患者本人の体の一部から細胞シートをつくって心臓に移植する手術に世界で初めて成功、内外の注目を集めている心臓血管外科医であるが、また新たな功績が加わった。
 また、10月31日付の日本経済新聞によると、澤氏が開発した基盤技術をもとに、某医療機器・医薬品メーカーが細胞シートを使った心臓の再生医療の事業化をめざして申請を行った。承認されれば多くの心不全患者の身体負担が軽減されそうだ。
 

▲2014年10月27日付毎日新聞

(2014.11.13)