三丘同窓会

飯炊き仙人・村嶋孟さん(中49期)に堺市から感謝状 

竹山修身堺市長から感謝状を受ける村嶋さん(右) [写真提供:堺市] 

  本年6月、堺市堺区にある食堂・銀シャリ屋ゲコ亭の村嶋孟(つとむ)さん(中49期)に堺市から感謝状が贈られました。村嶋さんの炊くご飯が「飯炊き仙人」の銀シャリとして多くの人を魅了し、堺への誘客、堺の知名度向上に貢献したことに対して贈られたものです。
 村嶋さんは戦時中、軍需工場で働き、終戦の時は堺中3年生でした。自宅は 空襲で焼け、大豆のかすや芋のつるを食べて飢えをしのいだ記憶が残り、「絶対に食いっぱぐれない仕事を」と、1963年にゲコ亭を開店。ご本人いわく、「酒飲みだったから、逆(下戸〈げこ〉)も真なり」と名付けたそうです。
 村嶋さんは「客にこびず、材料にこびず」をモットーに、おいしいご飯を炊くことに専念し、その味を求めて日本各地から多くの人が訪れています。また炊飯器メーカーが村嶋さんの飯炊きノウハウを分析、それを生かした高級炊飯器が人気となっています。創業50年の昨年9月、店の運営を後継に譲りましたが、いまも土日限定でご飯を炊いておられます。
 
(2014.8.12)