マスターズ柔道世界大会で優勝/高6回・小川栄一郎さん
高6回・小川栄一郎さんが「マスターズ柔道世界大会で金メダル」とのニュースが寄せられました。小柄で生来病弱だった小川さんは母校で柔道部に入り、顧問の矢島先生から「まず基礎体づくり」、そして「基本の受身」と指導され、受身が身につく頃に病と無縁の健康体になったが1年で中途退部、本格的に柔道に打ち込んだのは東大柔道部の4年間、それも社会人になって仕事に追われ、再び中断されました。
そんな小川さんが、会社引退後に初めて母校柔道部OB会に出席し、入学時の主将・岩田嘉郎(高5回)、同期の藤野清久(高6回)、一年下の石津宏一(高7回)や堺市長・竹山修身(高21回)ら諸氏との交流が復活、それを機に「もう一度柔道」と思い立ち、地元の柔道団体で稽古を再開してマスターズ柔道大会にチャレンジ、2005年トロントの世界大会で優勝、10年モントリオール大会で再び優勝されました。
同氏に触発されて府立高校の校長を先年退いた脇田孝豪氏(高22回)が30数年ぶりに稽古着を着てマスターズに意欲を燃やしており、「後に続く後輩がいて嬉しい」と語る喜寿の小川さんです。
(2013.7.16)