三丘同窓会

堺の魅力を発信する画家・岩本かずえさん(定14回)    
 天王寺と堺を結ぶ阪堺電車は、大阪で唯一残る路面電車(チンチン電車)だが、利用者の減少で存続が危ぶまれている。そんな阪堺電車の車両がカラフルに変貌し、道行く人の視線を惹きつけるようになった。その原動力の一人が堺を愛してやまない画家・岩本かずえ氏(定14回)である。

 独立展や安井賞展、青木繁記念大賞展などで活躍する一方、堺の史跡や街並みを描く「堺スケッチ散歩」をライフワークとされる岩本氏は、堺の魅力ある街づくりにチンチン電車を活かそうと「堺のチンチン電車を愛する会」の幹事としても活躍されており、堺が生んだ千利休、与謝野晶子や堺の地場産業をテーマに阪堺線のボディ広告を手がけ、カラフルなチンチン電車実現に一役かった。

 本年2月には阪堺線百周年を記念する個展「岩本かずえの堺を走るチンチン電車」を堺市内で開催、多くの人で賑わった。

※画像は作品のひとつ「大和川駅から」
 
(2011.7.2)