三丘同窓会

森づくりに全国を駆け巡るJT副社長の志水雅一氏  
 禁煙・嫌煙の風潮の広がりに加えて増税による大幅値上げなど、JT(日本たばこ産業(株))は厳しい逆風にさらされているが、そのJTにあって高24回・志水雅一氏はCSR(社会的責任)及びコミュニケーション・総務担当副社長として東奔西走されている。

 志水氏(写真中央)は、昭和47年母校を卒業、京大経済学部をへてJTの前身・日本専売公社に入り、平成17年常務執行役員、同21年代表取締役副社長に就任された。常務時代からCSRの活動に関わり、喫煙マナー向上や未成年者の喫煙防止活動をはじめ地球環境事業に取り組み、特に植林と森林保全を通して自然環境保全をめざす「JTの森」事業は、平成17年和歌山県中辺路村に始まり、地元自治体や農協、森林組合等の協力をえて鹿児島、熊本、高知、鳥取、岐阜、山梨、山形、そして昨年11月の北海道積丹町で全国9カ所となった。森の規模は12haから350ha、平均94ha(29万坪弱)という広大なもので、植林・保全作業にはJT社員も参加するという。
 なお、志水氏は、母校では柔道部、京大ではグリークラブで活躍という多彩な経歴の持ち主である。

 
(2011.7.30)