国際石材建築賞を受賞/野田隆史さんらAAF
学校建設地はヒマラヤの山岳地帯にあるネパールのフィリム。今でも車が入れる場所から2日間は歩かないと到着しない奥地で、木材運搬はコストがかかりすぎること、また、この地域の建物がほとんど石積みでできているのにならい、教室、宿舎、職員室、図書室、食堂などすべて石造り。ヒマラヤの山並みと澄んだ青空によく調和する美しい校舎だ=写真下。
野田さんらAAFのメンバーは2000年の発足以来、渡航費も滞在費も自費でまかない、こつこつと活動を続けている。現在、フィリムの学校には小学生から高校生まで300人の生徒が学んでいる。卒業した生徒が教師となって戻ってきてもいるそうだ。
(2010.6.1)
〔お詫び〕 会報62号の記事中、フィリムが「車が入れる場所から3時間は歩かないと到着しない奥地」となっていましたが、3時間ではなく「2日間」です。お詫びとともに訂正いたします。