JR九州社長に高24回・唐池恒二氏
2009年6月、高24回・唐池恒二氏が九州旅客鉄道株式会社(JR九州)の社長に就任されました。唐池氏は、母校を昭和47年に卒業され、京大法学部から国鉄に入社、国鉄の分割・民営化に伴ってJR九州に移り、外食事業部長や船舶事業部長等を歴任、本業である鉄道を離れた関連事業部門の責任者として手腕を発揮し、赤字子会社の黒字化、新規事業の立ち上げに成功、JR九州が連結ベースで非鉄道部門収入が6割を超えるに至った原動力となりました。
特に博多と釜山を高速船で結ぶ日韓国際航路の成功で「異色の鉄道マン」として注目を集め、そのサクセス・ストーリーは一冊の本となり、「国鉄マンがつくった日韓航路」(日本経済出版社刊)として出版されました。
現在JR九州では、来年3月に九州新幹線鹿児島ルートの全線開通をひかえ、九州の玄関・博多駅ビル建て替え工事などビッグプロジェクトを急ピッチで進めていますが、同時に長崎県ではハウステンボスの再生に乗り出し、大分県では農業生産法人を立ち上げるなど、九州活性化のため「気」を合言葉に各地をエネルギッシュに飛びまわっておられます。
(2010.6.13)