三丘同窓会

森進一の「おふくろさん」解禁に飯沼春樹氏が尽力      
 昨年大晦日のNHK紅白歌合戦で白組の森進一は、目に涙を浮かべ、2年ぶりに「おふくろさん」を熱唱した。
 無断で歌詞に語句を付け加えたことに激怒した作詞者の川内康範氏が森さんに歌唱禁止を言い渡し、それから間もなく川内氏は他界した。そのため、問題解決の糸口が失われ、「おふくろさん」は封印状態になった。
 その解決に乗り出したのが川内康範氏の長男(先妻の子)で弁護士の高19回・飯沼春樹氏である。
 川内康範氏が他界して満一年経過を機に、仙台に住む川内氏の未亡人を訪ねて了解を取り付けた飯沼氏は、昨年11月6日東京都内のホテルで森さんと共同記者会見して「おふくろさん」解禁を発表、大晦日の紅白熱唱が実現した。
 新聞報道によると、記者会見で飯沼氏は「父・川内康範も振り上げたこぶしを下ろせないまま逝ったのでは」と述べ、「森さん以外に歌ってほしくなかったはずで、成仏してもらうために封印を解いた」と話している。
 なお、同氏は一昨年まで4年間、東京三丘会の常任幹事として事務局を担当し、東京三丘会の活動に尽力された。
(2009.6.16)