三丘同窓会

高26回・澤芳樹阪大教授が細胞シート開発に成功   
 阪大教授で未来医療センター長を務める高26回・澤芳樹氏が2007年、患者本人の足の筋肉から細胞シートをつくり、心臓の働きを再生させる手術に世界で初めて成功、移植以外に助からないと思われた心臓病患者の命を救った。
 国内での脳死移植は長年認められず、認められてからもドナー不足のため実際の移植例はごく僅かで、移植手術を待ちながら亡くなる患者を見続けた同氏は、心筋そのものを再生する方法を求めて研究を始め、病院に連泊することも珍しくないという激務のかたわら8年間も研究・実験に乗り組み、今回の快挙となった。