三丘同窓会

兒山家住宅で「ナヤ・ミュージアム」    
 高23回の兒山万珠代さん宅(堺市中区陶器北)は江戸時代の豪農屋敷として登録有形文化財に指定されているが、現在、この屋敷を生かした「ナヤ・ミュージアム」づくりが進められている。
 永く放置されていた納屋や長屋門、蔵が郷土の歴史をテーマにした展示室に生まれ変わりつつある。作業にあたるのは市民ボランティア。資料を整理・展示するだけでなく、土壁塗りや三和土を自分たちで作ることもする。まさに「つくって楽しいミュージアム」活動。名称は文字通りの「納屋」、そしてかつて中世の堺を支えた納屋衆の心意気をイメージして名づけた。高校生のボランティアや実習を受け入れたり、市民学芸員講座も開催。今年3月にはこういった活動が認められてZAQ「もっと家」プロジェクトの優秀賞を獲得、今後の活動にはずみがつきそうだ。(写真は土壁の上に張る焼き板造りの作業風景)