三丘同窓会

地域救急医療拡大に奔走/高25回・八木啓一さん
 八木啓一さん(高25回)は、鳥取大医学部救急災害医学の教授として、学会・心肺蘇生法の講習会等多忙な日々を送るなか、04年同大学付属病院内に自治体との協力で開設された「救急救命センター」初代センター長に就任。県西部で初となる三次救急医療の開設に当たり、県や地元市町村から資金援助を受け、脳外科・心臓外科などの救急専門スタッフや夜間も二人の医師が常駐するなど施設・人材面に充実が図られ、センター長として地元の期待を受け「決して都会に引けをとらない」と地域の救急医療拡大に全力を注いでいる。
 また、八木教授の研究室では県内に大規模な事故や災害が発生した場合の重傷者収容力調査を実施。重症患者の県外搬送など迅速な対応につなげたいと奮闘している。