旧職員・永野忠一氏が他界、享年満102歳
大正14年から昭和38年まで母校に38年間在職された永野忠一氏には、去る10月24日満102歳の天寿を全うして他界されました。永野先生は明治34年(1901)1月和泉市に生まれ、大正14年に大阪高等師範学校(現大阪教育大学)を卒業して母校に奉職し、以後退職まで38年間国語教諭として母校に勤務されました。
退職後は民俗学の研究に打ち込み、「習俗同好会」を主宰され、多数の著書を出版されました。また、和歌にも造詣が深く、昭和56年には歌会初めに入選して皇居に招かれ参内されました。
晩年まで研究意欲は衰えず、100歳を超えてからも著書を出版されています。
あらためて、ご冥福を心からお祈り申し上げます。
(2003.10.29)