文化功労者に中42・唄 孝一氏
政府は10月28日、本年度の文化勲章受章者及び文化功労者を発表しましたが、文化功労者に東京都立大学名誉教授の中42期・唄 孝一(ばい こういち)氏が選ばれました。旧制・堺中学卒業後、一高から東大法学部へ進み、家族法を専攻した同氏は、臓器移植や脳死、尊厳死などをめぐる医事法学の分野で日本国内において先駆的な業績をあげ、インフォームド・コンセントの普及に努め、平成4年には日本学士院賞を受賞されました。
同氏を知るある同窓によれば、同氏は入学試験で300点満点で299点という抜群の成績で堺中に入学し、「在学中は文字通り秀才の名をほしいままにした」とのことです。
ここに、同氏の栄誉を心からお祝い申し上げます。
(2003.10.29)