兒山万珠代さん(高23回)宅が登録文化財に
兒山さん宅は104.5mの土塀に囲まれた敷地800坪の邸宅。築160年、江戸時代後期の建築といわれ、市内に現存する数少ない豪農の建築物としてその重要性が認められたもの。奥座敷には江戸時代の文人画家・金子雪操の手になるふすま絵も残されている。
兒山さんはこの住宅を文化的活動の場として活用しつつ保存活動を続けていきたいと考えている。10月23日にはその第一歩としてピアニストの上田聡子さんを招いてコンサートを開き、約50人が旧家でのひとあじ違ったコンサートを楽しんだ。春頃にも次の企画を、とプランを練っているところだ。
同窓関連で3件目
「兒山家住宅」は堺市内で9箇所目の登録有形文化財。このうち「片桐棲龍堂」(堺市西湊町、平成12年10月18日登録)は高18回・片桐氏の邸宅、また阪之上家住宅(堺市浜寺昭和町、同11年11月18日登録)は高4回・阪之上氏の邸宅である。
(2002.1.16)