インカレで二連覇／男子走高跳の山中駿さん（高73回、京都大学4回生）

　2023年9月、埼玉の熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で開催された第92回日本学生陸上競技対校選手権大会（インカレ）の男子走高跳で、高73回の山中駿選手（京都大学）がただひとり２ｍ21をクリア、２連覇を達成した。山中さんから力強いメッセージが届いた。

ここで満足することなく、「先」を目指す

　私が陸上を始めたのは中学１年生のときで、中学卒業時の自己ベストが１m92、そこから順調に記録を伸ばし、高校卒業時では2m12、そして現在では2m23の自己記録を持っています。中高と傑出した成果を残すことができなかった私ですが、多くの人がキャリアの中で怪我やスランプに苦しむ中で、順調に記録を伸ばしていけたことが現在の成績につながったのではないかと思います。
　一昨年、昨年と全国大会で優勝を果たし、たくさんの人からお祝いのメッセージをいただきました。大変ありがたいことではありますが自分としてはここで満足することなく、記録としては2m30、そして日本選手権の優勝やその先の世界大会という部分を目指して努力していきたいと思っています。
　　一方で、勉強のために大学に通っているので、本格化する研究活動にも手を抜くことなく取り組み、しっかりとした成果を残したいとも思っています。何らかの偉業を成し遂げ、再度寄稿文の依頼を受けられるよう尽力したいと思います。