三丘同窓会

作品展示できます/三丘会館2階にピクチャーレール



 昨年12月、三丘会館の2階にピクチャーレールが設置された。高22回の寄贈によるもので、1月7日には高22回恒例の「生涯青春シンポジウム」併催の作品展にてさっそく使用された。

 高22回では学年同窓会を2年に1回開催しているが、一方で1998年から毎年1月に、三丘会館で同期の仲間をパネリストに招いてシンポジウムを開催してきた。当初は「舞台裏シリーズ」、2017年からは「生涯青春シンポジウム」と名を変え、今年で通算28回を数える。
 去年のシンポジウムの際、初企画として同期の作品展示も実施、このときは学校所有のパネルボードを使った。ところが倉庫から会館まで運搬、組み立てるのが想像以上のハードな作業。展示自体は好評だったものの「疲れた…」「二度としたくない…」の声。いつしかそれは「ピクチャーレールが会館にあれば…」「そうだ、ピクチャーレールを設置させてもらおう!」の声になった。
 というわけで、ピクチャーレール設置プロジェクトが動き出す。費用は学年同窓会計からの拠出と同期有志の寄付でまかない、設置されたピクチャーレールは学校に寄贈するということで、学校と同窓会の了承を得た。1月のシンポジウムに間に合わせるべく、12月13日に建設業を営む同期が採算度外視で急ぎ工事を行い、無事完了した。

 今年もシンポジウムとともに行われた作品展示。出品者5人の絵画(油彩、水彩、日本画)や写真作品がピクチャーレールを使ったり机に置くなどしてバラエティ豊かに展示され、休憩時間には作品を見ながら作者に話しかけたりする姿が見られた。何より展示が楽になってうれしいと喜ぶ人も。



 ピクチャーレールは壁や天井に取り付け、専用の金具のついたワイヤーで絵画などをつるすためのもの。今回設置されたのは2階ホールの内部2箇所とロビー2箇所で、合わせて30フックが使える(フックは取外し・取付・移動可)。ただし、場所によっては展示にひと工夫必要なところがあるかもしれない。ピクチャーレールの使用についての問い合わせは三丘同窓会事務局まで。

(2024.1.10)