三丘同窓会

吉田茂元幹事長(高12回)ご逝去



 6期18年にわたり三丘同窓会幹事長を務め、大きな功績を残した吉田茂さん(高12回。写真は2017年のもの)が本年2月6日、逝去された。享年82歳。葬儀は家族葬にて営まれた。

 関西学院大学法学部卒。在学時は柔道部所属。企業に勤めながら同窓会活動に積極的に参加、創立100周年(1995年)記念事業に際して財務副委員長を務めたことに続いて翌96年には中川泰次さん(中47期)の後を継いで幹事長に就任、同時に新会長となった嶋田美継さん(高7回)とともに「100周年後の新体制づくり」を掲げ、大改革を進めた。

 完成したばかりの三丘会館を拠点に事務局の体制を一から構築。母校との関係を維持しつつ独立した組織として活動を展開した。会館の運用ルールも作り上げた。また、事務作業のデジタル化に着手、会員データを内部処理して外部委託費の節減・事務の効率化をはかった。

 組織交流委員会・広報委員会・会館運営委員会・基金運営委員会の専門委員会もこのとき発足。広報委員会が担当する三丘会報は判型も編集体制も一新、毎回「特集」を設けるなど、現在の三丘会報の基本的なスタイルがこの頃に完成した。2014年4月に勇退するまで3代の会長を支えて自身は実務に徹し、現在に至る同窓会組織の基盤を築いた。

 ご冥福をお祈りします。

(2024.2.14)