三丘同窓会

堺市景観賞に「茶寮 つぼ市製茶本舗」と「楽畑」
 第16回(平成27年度)堺市景観賞の歴史的建造部門に「茶寮 つぼ市製茶本舗」が、また景観活動部門に「地域まちおこしプロジェクト『楽畑』」が選ばれた。



 「茶寮 つぼ市製茶本舗」(堺区九間町東=写真上)は谷本陽蔵さん(高1回、昨年逝去)が「つぼ市」会長を務めていた2013年11月、築300年の建物をモダンなカフェとして再生、オープンしたもの。付近に残る町家群と相まって貴重な歴史的景観をつくりだしていることが評価された。



 「楽畑」(写真上)は築170年の兒山家住宅(中区陶器北)とその周辺の田園景観保全プロジェクト。兒山家住宅は江戸時代の豪農の屋敷の様式を今に伝えるものとして登録有形文化財となっているが、当主である高23回・兒山万珠代さんは早くから地域に開かれた文化活動の場として活用する試みを続けてきた。楽畑もその一環で、専門家の指導を受けつつ会員たちが共同でなにわの伝統野菜作りに励んでいる。
 堺市景観賞は堺市内の優れた景観を有する建築物、工作物、広告物の所有者等、まちなみ及び良好な景観形成に貢献する活動を行っている人々を表彰するもの。第6回の堺景観賞「まちなみに配慮した建築物部門・一般建築物」では母校の新校舎が受賞している。

(2016.2.7)