三丘同窓会

2018年の大河ドラマを制作統括/高39回・櫻井賢さん
 NHKの朝ドラ「マッサン」など多くのドラマを手がけてきた櫻井賢さん(高39回)が、2018年1月から始まる大河ドラマ「西郷(せご)どん」の制作統括を担当する。林真理子の原作『西郷どん!』を、中園ミホの脚本でドラマ化するもので、西郷隆盛役には鈴木亮平が決定している。
 櫻井さんは西郷隆盛についてNHKのホームページで、「どんなに偉くなろうが清貧を貫き、人にこびず、人を愛し、故郷を愛し、国を愛し続けました。たくましさと生命力と愛嬌にあふれた彼の生涯には、今を生き抜くヒントがあふれています」と語っている。
 明治維新、ひいては現在にいたるまで確かな影響を与えるなど大きな存在感を放つ西郷隆盛だが、肖像写真が1枚も残されていないなど51年の生涯は謎に満ちている。明治維新から150年になる18年に「西郷どん」の人生がどのように描かれるのか、今から楽しみだ。
 櫻井さんは、大阪大学大学院から94年にNHK入局。京都放送局を経て、放送センター制作局へ。チーフプロデューサーとして、「夫婦善哉」、「ちかえもん」などの制作も担当した。15年6月の同窓会総会では、「『マッサン』の舞台裏」と題してゲスト講演。大河ドラマの制作統括は11年の「江~姫たちの戦国~」に次いで2作目となる。

(2016.11.26)