三丘同窓会

恵まれない子ども達の支援に奔走する高19回・堀川ひろ子さん      
 世界には、悲惨な状況で生きる子どもがたくさんいます。
 もともと貧しい途上国が長年の内戦や他国との紛争により社会秩序や経済が崩壊し、その影響を最も受ける子どもたち。カンボジアでは地雷で足を失った子どもが大勢いて、幼い子どもが大人に混じってゴミの山を漁り、アフガニスタンでは戦乱で親を亡くした孤児が街に溢れていて車を止めると瞬く間に子どもに取り囲まれ、窓越しに食べ物をねだられるという。
 飛騨高山に住む高19回・堀川ひろ子さんは、そんな国々を訪ねて子どもたちの支援に力を注いでいます。カンボジアでは現地の学校をサポートしたり地雷の除去作業を手伝い、アフガンでは孤児たちに生活の糧を得る手段として毛糸編みを指導したり、楽器の演奏や歌唱を指導、ミャンマーでは学校に行けない子どものための寺子屋づくり等々、その活動は多彩です。
 国内では「同年代の子どもがさまざまな環境の中で必死に生きていることを、日本の子ども達に知ってもらいたい」として各地をまわり、堺でも小・中学校約10校で講演されました。


平成21年3月31日付 毎日新聞から
(2009.6.16)