途上国に学校を！ 野田隆史氏らＡＡＦが協力呼びかけ　　

　アジアの途上国の学校建設支援を行っている「ＡＡＦ（Asian Architecture Friendship）」というＮＧＯがある。竹中工務店に勤務する設計者有志を中心に発足した民間ボランティア団体だが、メンバー11人のうち３人が三丘生。高32回・野田隆史（ＡＡＦ幹事）、高40回・田中裕子、高42回・黒川賢一の各氏だ。平成12年に発足以来、さまざまな困難に直面しながらも15年にネパールのフィリムに学校（写真）を、昨年７月には女子寮を建てた。その功績に対して昨年に第１回こども環境学会賞奨励賞を、本年は日本建築学会賞を受賞した。また、活動の記録は『ヒマラヤに学校を建てよう！建築家のボランティア奮闘記』（彰国社・平成17年刊）にまとめられた。学校設立のための諸手続きや資金調達から用地手配、設計、資材の調査や見積、工事計画や監理、業務管理全般などすべて自分たちの手で行うという。
「世界には学校に行きたくても行けない子供たち、教育を受けたくても受けることができない子供たちがまだまだたくさんいます。建築を通じて少しでも彼らの支援ができれば、との思いで活動を続けています。一人でも多くの方にご協力をいただければ幸いです」と野田氏は語る。
　ＡＡＦでは活動の趣旨に賛同する人の協力を呼びかけている。寄付は郵便振替にて下記口座まで。
■ 口座番号：00910‐0‐64819
■ 加入者名：ＡＡＦ基金
http://asianarchitecturefriendship.web.fc2.com