三丘同窓会

川淵三郎さんの文化功労者顕彰を祝う



 Jリーグ最高顧問、川淵三郎さん(高7回)の文化功労者顕彰受賞記念の祝賀会が2月15日、東京・市ヶ谷の私学会館で開かれ、体育会を中心に80人近い在京OBが出席、盛況裏に行われた。スポーツ界からの文化功労者顕彰は、川淵さんが9人目。サッカーでは、岡野俊一郎さんに次いで2人目。

 今回の川淵さんの受賞は①サッカーのJリーグを創設、育成されたばかりでなく②日本バスケットボール協会会長として僅か半年の間に新リーグを結成、資格停止処分を解除させ、国際試合復帰への道を開くなど広く日本のスポーツ全般の発展に貢献されたことによるもの。これは『母校体育会最大の誇り』とサッカー、バスケット、ハンドボールの在京OBが意気投合、平成21年の旭日重光章受章の祝賀会は大阪だったことから、今回は東京開催を決め、東京三丘会の協力を得て実現したもの。

 会合では、まず、三丘サッカー東京の大西宏会長(高4回)が主催者挨拶。次いで飯端壽昭三丘体育会会長(高15回)および宮﨑達彦東京三丘会会長(高18回)が祝辞を述べた後、川淵さんが挨拶。その中でノーベル賞受賞の山中伸弥教授が米国留学中に目的達成のためにはV(明確な目標)とW(ハードワーク)が大切である事を学ばれた逸話に触れ、「各自が各自の道でベストを尽くす事が大切ではないか」との話をされた。この後、東嘉伸三丘同窓会副会長(高7回)が祝賀の乾杯。

 祝賀会の出席者は、サッカー24人、バスケット14人、ハンドボールは16人、東京三丘会22人。大阪から東、飯端さんのほか、田守惠幸会長ら三丘サッカーのOB6人が参加した。
 懇親会では、日本バスケットボール振興会の佐々木政治事務局長(高20回)がバスケットボール界の現状と新体制への期待を述べたほか、歌手の春木真里奈さん(高62回)が川淵さんのために作曲した祝福の歌を披露。また、川淵さんの大ファンを自称する加藤肇彦さん(高10回)が先輩の偉業を称え、校歌斉唱を指揮、最後は山之上誠バスケットボール三丘会会長が締めの挨拶を行った。なお、司会は日本テレビの藤井恒久アナウンサー(高40回)が務めた。
(高9回・浜﨑勝久)
(2016.6.22)