三丘同窓会

ソフトテニス部のコーチとして/鳥飼芳明

 昨年夏、本校ソフトテニス部顧問の太田先生よりご依頼を頂き、アドバイスコーチをお引き受けすることになりました。

 コーチをお引き受けする上で最も大切だと思っていたのは、三国丘高校の伝統的な良さの中に私の経験・知識・技術を加えていくことと、先生と生徒とが理解し合い、同じ方向を向いてクラブ活動を進めていくことの二点でした。そして、昨年末に「共闘・共育により勝利を勝ち取り、スポーツマンシップの向上を目指す」との活動方針が決まりました。

 学生・社会人を通して50数年来テニスを続ける中で、私は沢山の人と出会い、成長し充実した人生を過ごしていると常に感じています。また「お父さんが頑張ってきたテニスで人の役に立ち、それが楽しい時間になっているのは幸せなことやな」と長男は言ってくれます。そんな幸せを一人でも多くの生徒にも味わってもらいたいとの思いです。

 生徒がプレーヤーとしてステップアップするだけの指導ではなく、クラブ活動のテニスを通して得た体験が、生徒一人ひとりの人生を豊かにし、生きる力を身に着けてもらうことに役立てればと考えています。

〔鳥飼芳明氏略歴〕
 中学時代から軟式テニス(現在のソフトテニス)を始め、高校(府立堺工業高校)時代には大阪府大会優勝、近畿大会ベスト8、インターハイ出場、国体準優勝。その後、大学、成年、壮年時代を通して、西日本や全日本社会人大会などで活躍。また、テニススポーツ少年団にて15年、複数の中学、高校にて約10年、青少年・生徒の指導に尽力する。
(2015.6.4)