三丘同窓会

村田先生との思い出を語る会

 昨年11月11日に享年90歳で逝去された元大阪ハンドボール協会理事長村田弘先生との思い出を語る会が、本年3月9日ホテル・アゴーラリージェンシー堺にて開かれました。ロイヤルホール正面にはハンドボールのゴール。その中央に花に囲まれた村田先生の爽やかに微笑まれるお写真が置かれ、両側には懐かしいスナップ写真の数々や平成8年に受章された勲五等双光旭日章も誇らしげに飾られました。

 260名の参加者が想いをこめて白いカーネーションを献花したところで、主催者を代表してハンドボール三国丘クラブ会長安井俊一氏の開会挨拶があり、続いて日本ハンドボール協会副会長市原則之氏と堺市長竹山修身氏に来賓挨拶をいただきました。その後、大阪ハンドボール協会元会長神田清氏と元全日本代表で愛弟子の東嘉伸氏によるユーモラスなご発声で献杯し、歓談へと進みました。先生が全日本チームの監督をしていた当時の選手の皆様も遠方よりそろってご参加いただき、三国丘高校同窓やハンドボール関係者による楽しいお話が続き、終始賑やかでほのぼのとした思い出との出会いの場となりました。

 
また、母校現校長(会当時)の田中滿公子先生、志尾吉俊、岡村務両元校長先生、金丸光一、中井俊二、播本清子、会澤貴美子、兵頭修美、馬越敏行、藤田章二、河村備一、松野正剛、莉木守季、木山克己、大西公司、石田孝文の旧職員の先生方にもご出席いただき、まるで同窓会総会のようななごやか感じとなりました。

 会の終わりごろ、次女喜久子様と奥様富子様より先生のご家庭での様子や最後の数年間の様子についてお話があり、奥様の「主人にとってハンドボールが全てでした。」というお言葉に、全員が納得の感を共有しました。最後に、元全日本代表で三丘体育会長の飯端寿昭氏より閉会の挨拶があり、名残惜しい雰囲気の中お開きとなりました。

 今回、北海道や東京など遠路ご参加いただいた方を含め260名という参加人数、残念ながら参加できなかった方からの多くのメッセージ、そしてご挨拶の中の逸話や雑談の中からも先生の偉大さを改めて実感できました。皆様の総力により実現できた実に充実した会となりました。皆様本当にありがとうございました。     
(記=高18回・宮 﨑 寛〔堺ハンドボール連盟会長〕)