三丘同窓会

水泳部復活創部50周年記念式典を開きました 


 創立当初より堺大浜の海浜が近いこともあり、水泳は非常に盛んでした。7月は全員参加の水泳訓練が実施され、その後8月までは有志による水上運動部として教練が行われていたそうです。
 水泳部の名は大正3年に初出しますが、その頃には水上大運動会が17回を数え、北野中学や今宮中学と競っていたそうです(距離がヤード表示なのが興を引きます)。
 大正期には全国規模の全国中等学校水泳大会が始まり(メートル表記に変わっています)、大正4年、6年には全国優勝しています。大正6年の極東オリンピックに伊藤忠雄、山内正治両氏が参加され日本の勝利に貢献されました。昭和になっても全校水泳練習は続けられ、府下遠泳大会で活躍されていたとのこと。

 以上は『三丘百年』誌より拾いました。しかし戦後、水泳に関する記述が見あたりません。ようやく昭和38年、プール竣工の記事を見つけました。その前年、有志による同好会として発足(復活創部)したのが今の水泳部に繋がっています。

 今夏、田中学校長、飯端体育会会長にもご出席いただき、50周年記念式典を行いました。17期生から64期生まで総勢100余名が集いました。練習記録ノートも展示され、自分の名前を見つけて懐かしさに目を細め、卒業以来の邂逅であっても瞬時に高校時代に戻って語らい続けました。また、部旗を制作し現役に贈呈することができました。大会会場に掲げて士気を高めてくれることでしょう。
 これからもOB・OG会は現役援助と相互の交流のために活動していきたいと思います。     
[記=高25回・森下茂明]