三丘同窓会

平成14(2002)年度総会報告

第一部 ゲスト講演・坂本順治さん(高29回)

 2002年度の三丘同窓会年次総会は、6月22日(土)午前10時30分から南海本線堺駅前のリーガロイヤルホテル堺において、154名(現旧職員16名・一般同窓137名)の出席をえて盛大に開催された。
 長年にわたり母校の講堂や三丘会館で開催していたが、近年は出席者に固定化の傾向がみられ、出席者数が漸減して100名を割り込む状態だった。また、三丘会館のホールは120名が限度である。そこで本年度は三丘会館を飛び出してホテルを会場にし、いま話題の映画「KT」の監督・阪本順治氏(高29=左)をゲストに迎えるなど趣向をこらし、各期幹事や関係団体にも協力を呼びかけたりメールで案内を送るなどPRに努めた結果、若い世代も多数出席されて近年にない盛況となった。

 総会は、一部(ゲスト講演)と二部(懇親パーティー)に分かれ、一部は10時30分から嶋田同窓会長と北川校長の挨拶に始まり、ゲストの阪本順治監督(高29)がスライドで「KT」の撮影風景を説明しながら三国丘時代の想い出や映画監督を目指して横浜国立大学に入学、大船撮影所の近くに下宿してエキストラをした当時の苦労話、また、監督として最初の作品「どついたるねん」で主演した赤井秀和や「顔」で主演した藤山直美らにまつわるエピソードを語った。

田上博司氏(高25回)がテルミンを演奏

 引き続いて12時から隣接会場で二部の懇親パーティーに入った。
 二部は、最高齢出席者の中井信夫顧問(中27期・満94歳=右)の乾杯に始まり、食事を暫時楽しんだ後、来賓として出席された旧職員7名(同窓を除く)、90歳を超える出席者3名と今春卒業の新同窓9名、東京から駆けつけた田端正広代議士(高10)と森元恒雄参議院議員(高18)を順次紹介、続いて田上博司氏(高25)による「電子楽器テルミン」に関するレクチャーと演奏があり(写真下)、最後にワイワイ言いながら景品の抽選を行い、午後2時に散会した。
 この日の景品は、地元・堺でつくられているものばかり約40点、目玉は出来サイクル寄贈の折り畳み自転車で、その他にも多数の同窓にご協力いただいた。 それら同窓の方々に、あらためて厚くお礼申し上げます。
 なお、出席人員をホテルに最終回答する19日現在の出席申込者は135名で、パーティー会場は15卓×9名で準備したが、その後も出席者が増え、前日には143名、当日飛び込みの方もあって最終的に153名に達した。そのため、当日の受付が若干混雑し、デザートなどが行き渡らなかったテーブルがありました。また、進行が遅れて予定を一部割愛しました。併せてお詫び申し上げます。

 来年度も6月下旬に開催いたしますが、本年度の反省をふまえ、皆さまに楽しんでいただけるよう、より一層充実した総会にしたいと思っています。
 ゲストについても、ご希望があれば事務局へお申し出下さい。

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