三丘同窓会

本当に簡単だった!/「ウルトラかんたん篆刻教室」開催

 6月1日(土)午後2時から、三丘会館2階で「ほれば印です〜ウルトラかんたん篆刻教室」が開かれた。企画委員会主催の今年度行事の第一弾で、講師は篆刻家として活躍している母校旧職員(書道科)・真鍋井蛙さん(写真下)。事前に申し込んでいた30人が参加してオリジナルの印作りに挑戦した。

 篆刻では、彫りたい文字を裏向けに石に写さなければならず、これが大変だが、真鍋さんが考案した方法だとだれでも簡単に写すことができる。
 今回、参加者はあらかじめ彫りたい文字と白文(押したときに文字の部分が白)か朱文(同、文字の部分が赤)かの希望を出しておき、それにあわせた印稿を真鍋さんが用意した。紙にコピーしたものだが、これを印材にあてがってテープで軽く固定、その上から黄色のマジックで塗った後、すぐに押しつける。そして紙をはがすと、もう印材に文字が転写されている! これが真鍋さん考案の「マジック転写法」だ。

 あとは、篆刻用の彫刻刀で彫っていく。真鍋さんが各テーブルをまわり、彫り方を実演すると、みなさん熱心に手元を見守る。
 途中、ティータイムをはさんで4時まで、2時間の教室だったが、参加者は全員、時間内に自分の印を仕上げ、さっそく紙に押してみて満足そう。
「難しいけどおもしろい!」「もっと先生につきっきりで見てないとだめかと思ったけど、そうでもなかった」「文字を写すのが簡単でびっくりした」等々の感想が聞かれた。

 これは参加者の作品の一部。なかなか味わいがありますね!



 なお、印材に写す文字はトナーを使うタイプのコピー機でコピーしたものが使われた。インクジェットプリンタの文字ではマジック転写法がうまくいかないとのこと。マジックも「寺西化学工業の”?”マークの黄色」でないとだめだそうだ。
 今回好評だったため、企画委員会では来年も篆刻教室開催の方向で検討中。三丘会報や当ホームページなどで、またお知らせします!  
(2019.6.8)