三丘同窓会

中47期・森 浩一氏に南方熊楠賞
 本年3月、森浩一氏(中47期)が「第22回南方熊楠賞」を受賞された。
 同志社大学名誉教授で考古学研究の第一人者と目される森氏は、早くから三角縁神獣鏡の国産説を唱え、天皇陵について活発な問題を提起し、「未検証の天皇陵は地名で呼ぶべき」と主張、近年は「地域学」を提唱するなど現代の考古学をリードする存在である。また、考古学に関して松本清張の隠れたアドバイザーでもあった。
 「南方熊楠賞」は、「知の巨人」と称される和歌山県生まれの博物学者・南方熊楠(1867~1941)を記念して設けられ、民俗学・博物学分野で顕著な功績のあった国内外の研究者に贈られる。


(2012.7.7)